治療

「ここかなあ・・・」
某県内中学二年の野球部員、森尾悠太は目の前にある建物を見てつぶやいた。
悠太は中学の野球部で唯一二年でレギュラーだったがここ最近は不振が目立ち監督に相談してみたところ
「体が歪んでいる」というような状態らしく整体師を紹介するから行ってこいと言われた・・・のだが。

目の前にあるのは住宅地から離れた所に建つ一軒の民家があるだけだった。
「間違ってないよな・・・」
そう言いながら民家と地図を交互に見比べる。
だが周りに他に建物が無い以上、場所はここに間違いなかった。

ピンポーン♪
呼び鈴を鳴らしてみるが誰も来ない。
何回か押したが音沙汰は無く、諦めて帰ろうとした時ようやくドアが開いた。
「誰だい?」
出てきたのは人の良さそうな中年の男だった。背は悠太より少し高いくらいだろうか。
「あの、体が歪んでるって言われて・・・」
そう悠太が言うと男は考えるような仕草をしていたがしばらくすると
「ああ、話は聞いてるよ。入って」と言い悠太を部屋に招き入れた。

民家の中は外観と同じごく普通の家と言った感じでうつぶせになるように言われた
ベッドも普通に人が寝るような造りになっていてその事を男に聞くと
「こういう治療はみんな緊張するからね、リラックスできるように普通の家みたくしてるんだ」
と言われ悠太はそんなものかと思い服を脱いでうつぶせになった。

「部活はキツいの?」
「ええ、まあ・・・」
他愛のない世間話をしながら男は悠太の体を揉みほぐしていく。
「パンツずらすよ」
男が悠太のトランクスに手をかける。
少し恥ずかしかったが向こうは真剣なんだから仕方が無い。
悠太はそう思い腰を浮かせるとトランクスが下げられ、引き締まった尻が姿を出した。
男は尻の肉を何回か揉んだ後
「今度は逆側の筋肉を見るから」と仰向けになるように告げた。

「どうしてもならなくちゃ駄目ですか?」
今までおとなしく言う事を聞いていた悠太が初めて質問を返す。
悠太はまだ毛が生えていないうえに皮も剥けておらず、部活の合宿の時も「疲れた」など言い訳をして部員と入浴せず一人だけ後でシャワーを浴びたりしているほどその事を恥ずかしく思っていた。
悠太はしばらく食い下がっていたが男の
「このままだと成長にも影響する」
という言葉で渋々仰向けになり、男と目が合うのが嫌で目を閉じて横を向いた。
「大丈夫だよ、まだ中二だろ?」
男が太ももをマッサージしながら話しかけてきたが悠太は聞こえないふりをした。

・・・それからどのくらい経ったのだろう。
目を閉じたままいつの間にか眠ってしまったらしい。
下半身に変な感触がする。
顔だけ上げると、そこには悠太のチンポをしゃぶっている男の姿があった。
「ちょっ・・・何やってんですか!?」
自分のされている事に気付き、起きようとする。
しかし、目覚めてすぐの体はうまく言う事を聞かなかった。
「すぐ終わるから・・・おとなしくしてるんだよ」
悠太が目覚めた事に気付いた男はそう言うと再びチンポを咥え、上半身に手を伸ばし胸板や腰、腕など所構わず揉み始めた。
「あっ、ああっ・・・んっ」
フェラされている快感と凝り固まった筋肉が揉みほぐされていく快感。
気が付くと悠太は男の口に射精してしまっていた。
男は悠太から離れると口の中のものをティッシュに吐き出し、再びマッサージを続け十五分ほどして「終わったよ」と悠太に言った。
気まずかったのか「お金はいいから」と半ば強引に口止めのように言われ、
悠太はその民家を後にした。

・・・数日後

「なんだー、悠太?最近スッゲェ調子いいじゃん!」
「はい、そうなんスよ。なんか体軽くって」
あの整体師の所に行ってからの悠太は見違えるほど好調になり、来年の主将に部員全員が推薦するほどだった。
ただ一人、監督だけは浮かない顔をしていたが。
(悠太の奴、地図を逆さに見てたのか・・・ただ向こうには家なんか無かったはずだが・・・)

数十年前に甲子園行きが決まっていた地元高校の野球部員が事故で亡くなりその部員の父親も悲しみのあまり死んでしまい住む人がいなくなった為数年前取り壊された民家がその辺りにあった事を後に悠太は知る事になる・・・

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