続・あの時から

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僕はなんやかんやで三日間も入院した。
その間(僕の知らないの間に)新たな火種が生まれており、何も知らない僕は、一方的に嫌われたり、いじめられたりする事になる。そして、事件が起こった後に知る事になるのだが、兄が関わっているということ。ここまで来れば判ると思うが、兄は『僕の為』『僕を守る為』に後輩などを使い指令などを出したりしていたようだが、それのせいで僕が標的にされる結果になる事になった。兄はこの勘違い的な過ちをずっと行った為に、僕は卒業するまでいじめられ続けるのである。
退院後、教室に行き辛かった僕は、取り敢えず職員室に退院の報告をしに行った。僕が職員室のドアをそっと開けた瞬間
視線を一気に浴びた。まるで、汚らわしいものを見るかの様な目付きで。
その視線に僕は足が震えてしまい、声を出すことが出来なくて、急に息苦しくなって倒れそうになった。
僕の異変に気付いたのは、今回の事件で呼び出されたカウンセラーの先生だった。僕は入院していたので、初対面になる。
「彼を休ませます」
と言って僕に袋を渡しそれを口に当てて呼吸をするように言われた。そのまま肩を借りて移動した。どうやら過呼吸になったようだ。
しばらく吸ったり吐いたりしていると落ち着きを取り戻したが、教室に一人で行くのは無理と判断され、その日はカウンセリングルームで過ごす事になる。

カウンセリングの先生はまだ、20代の優しそうな可愛い感じの男の人で、僕はこの人に兄とは違った感情を抱く様になる。

「今日は無理せず、ここに居なさい。僕と話でもしようよ」
カウンセラーの先生は優しくそう言ってくれたが、教室に行く機会を逃すと行けなくなりそうだったので、「2限目から出ます」
と、言うと先生は優しく
「先生も一緒に行くよ」
と言ってくれた。
1限目が終わり休み時間が終わろうとした頃僕は先生と共に教室に向かった。
小さな学校だから廊下へ出れば隣のクラスの子からも視線を感じ、教室に着くと賑やかだった教室が一気に静まった。
入院中にいじめアンケートを実施したことから、僕がいじめにより入院したと言う事は明らかだった。
口外しないようにとの事になっていたが、運動部が体育行事で敗けたら罰があると言うのはあまりにも有名で(先生も知っていて黙っていたと思う)だから、文学部に応援団何てやらせない方が良かったのにと、言う話になっていた。
あの日に僕の手足を押さえたり恥体を見た同級生は、精神的にショックを受け僕を見るのも辛かった様だ。とは言え、関わっていない側からは
「ねぇねぇ、何で入院したの?何があったの」
と興味を持って運動部に話し掛けた子も居たようだし、運動部の子は大体の内容を知っていたので、前立腺とかを辞典で調べてにやけていた子もいた様だ。
「兄にお礼を言っておいてね」
と言って、僕の足を押さえ間近で射精シーンを見てしまったクラスメイトは、自分が部室で射精した方が楽だったのにと後悔している顔だった。
これも、後から知ったのだが、兄が血眼になって僕に酷い事をした奴を探すと裏で動いていたようで、運動部は、「黙っていろ、奴と関わるな」と上から言われて板挟みで苦しんでいた。
暫くはぎくしゃくしていたが、時間と共に解決して行き、落ち着きを取り戻した頃また事件が起こった。

「お前に酷い事をした奴が大体判ったけれど、制裁下すか?」
何をいきなり言うのかと思えば。
「そんな事しないで、加害者の中にも被害者がいるんだから」
僕は兄に余計なことをしないようにきつく言った。
それで、大体修まるはずだった。

ある時、クラス内で物が度々なくなる事件が起こった。物と言っても、可愛らしいシャーペンとか消ゴムとかの文房具が主だった。
あまりにも多くの被害者が出たので時担任が、帰りの会(ホームルームのこと)で全員に目を閉じるように命じ犯人はそっと手を挙げるように言ったが、どうやら誰も手を挙げなかった様で、担任は「うちのクラスに犯人はいなかった」と言って終わらせたが、取られた子は納得しない訳で担任が去った後皆で持ち物検査をしようと言い出した。

僕には全く関係ないことだから早く終わらせて欲しいなって他人事の様にしていた。しかし、悲劇は数分後に起こるのである。

皆は机と鞄の中身を全部だして机の上に置いた。
しかし、誰の持ち物からも盗まれた物は見付からなかった。
「やっぱりうちのクラスに犯人はいなかっただよ」
被害にあわなかった人がそう言って諦めた頃
「いや、ロッカーもある」と被害者が言って、一人ずつロッカーを開けた。
一人また、一人と開けて中を確認していく。
そして僕の番になりロッカーを開けると
「あっ、これ僕のシャーペン」
と、言って盗まれた子が中を調べると盗まれたほとんどの物が出てきたのだ。
「違う。僕じゃない」
と必死で言ったが、僕のロッカーから出てきたので皆は僕が犯人だと決めつけた。そして未だ自分の取られた物が見付からない人から「俺のを返せよ」
と、攻められた。しかし僕は犯人じゃないから知る訳ない。
「僕は犯人じゃない。だから判らない」と言ったが、僕を犯人だと信じて疑わない皆は
「もしかしたら服の中に隠してるんじゃないの?」
と明らかに有り得ない言い掛かりを付け
「身体検査だ服を脱げよ」と言われた。皆は僕を取り囲み「脱げ、脱げ」とコールをした。
僕は制服の上下を脱ぎその場に置いた。今日は体育があったので、体育着を制服の下に着ていて別に抵抗はなかった。ポケットなどを調べたが、当然見付からない。
「体育着の中かも。それも脱げよ」
僕は、あるわけないよと言うと
「なら、脱げるだろ」
僕は体育着も脱ぎシャツとブリーフ姿になる。
当然体育着に盗まれた物など入る訳がない。
「シャツとパンツも脱げよ」と言われた。
僕は女子も居るなか全裸になるなんて出来ない
「下着の中に何てあるわけないよ。それに僕は犯人じゃない。何度も言ってるじゃない」
と言っても誰も信じない。「脱がないなら俺が脱がしてやる」
盗まれた物が戻らくていらついていた数人が僕を押さえ付けた。
「やだ、やめてよ」
必死で叫ぶのも虚しく僕のブリーフは脱がされた。
女子はキャーキャー言いながら教室を飛び出し男子は大喜び。皆は盗まれた物より僕の裸が見たかっただけに思えた。
押さえ付けられた手を離されると僕は泣いてしまった。しかし皆は
「早く残りの物も返せよな」
と言って教室を出てしまった。僕は全裸のまま泣き続けた。暫くするとたまたま通り掛ったカウンセリングの先生が僕を見つけ服を着せるとまた、カウンセリングルームへ案内された。

カウンセリングルームに入ると先生は何も言わずに僕の前にココアを置いた。
「どうぞ」
僕はココアを口に含んだ。温かく甘い味が体に流れた。
「僕で良ければ話を聞くけれど、話したくないなら無理には聞かないから、落ち着くまでここに居ればいいよ」と。
僕はクラス内で物がなくなった事件が起こったこと、自分のロッカーになくなった物が入っていたこと、皆に身体検査をされたことを話しまた泣いた。
先生は、僕を抱き締めて
「大丈夫。君はそんなことする子じゃないと判っているから」
僕は、先生に抱き締められて兄に抱かれた時と同じ様な気持よい感じになってしまった。
「僕は、もう大丈夫です。ありがとうございました」と言ってカウンセリングルームを後にした。
僕は先生に抱かれて下半身が反応してしまっていた。多分気付かれなかったと思うけれど、もしかしたら僕は、先生が好きなのかも知れないと思ってしまった。

翌日、僕が登校すると
「早く返せよ泥棒」
と未だに盗まれた物が戻らないクラスメイトが、僕の周りを囲み僕の制服や髪の毛を引っ張った。
「僕は取ってない」
昨日も言ったが、皆は僕が犯人と決めつけている。
「お前以外に誰がいるんだよ」
残念なことに僕の物は取られていなかった為、余計に犯人と思われた。
クラスの女子はまるで汚いものを見るかの様な冷たい視線を送っている。
暫くして
「なにやってるんだ」
と担任が教室に入って来た。昨日の事は担任が去った後なので、誰かが言わない限り知らない。
未だに盗まれた物が戻らない子が
「僕達の取られた物が○○君のロッカーから出て来たのです。でも皆の物があった訳じゃなかったので、残りは何処にあるか聞いていました」と説明する。
担任は
「まず、全員のロッカーを調べたのか?」
と尋ねた。更に
「誰かが他の人が○○君のロッカーにわざと入れたかも知れないよね」
と言ってくれた。
そして
「どうして先生がいない間にそんなことしたのかな?先生が居たら都合が悪かったのかな」と聞くと皆は黙って下を向いてしまった。「先生は犯人探しとかしたくなかった。だから皆に目を閉じて手を挙げるように聞いた。そして、誰も挙げなかった。だからクラスの中にはいなかったと言った。もしかしたら後から正直に先生の所に来てくれるかも知れないと思ったから」先生が言い終わると
「○○君が、嘘をついているかもしれないじゃないか」とあくまで僕を犯人にしたいらしい。先生は
「○○君、どうなんだ?君が取ったのか?」
僕は首を横に振った。
「先生は○○君を信じる」と、言ってくれた。凄く嬉しかったが、この事でまた更にいじめが増すのであった。

皆は僕を睨みつけるように席へ戻る。その時に
「いいよね。有名なお兄さんがいるとさ。何やっても守られて」
この言葉はかなりきつかった。
結局取られた残りは戻らずロッカーも僕から後の子のは誰も確認しようとしないで、終りを迎えた。
僕的には新犯人が先生の所へ行ってくれる事を期待したけれど、どうやらそれはなく僕が、犯人と思われたまま終了した。
あれ以来物が取られる事はなくなった様だが、後味が悪かった。が、また時間がたつと自然に話し掛けたりしてくれるようになった。
夏が近付いて体育の授業はプールが始まり、男子がプールの時は女子は体育館、女子がプールの時は男子が体育館と別れるようなっていた。しかし、体育館の上窓からプールの様子が見えるため女子の水着姿を見て興奮する男子も多く
「○○の胸でけぇ。やべぇ勃起してきた」
とか平気で言っていた。体育教師は授業に専念しろと怒るが、毎年こう言う子はいるらしく、逆に女子も
「○○君の裸超格好いい」「もっこり見ちゃった」とか言っているらしい。
そして、悪ふざけで
「勃起チエック」
とか言って触ってきたり、短パンを脱がしたりする遊び?が流行った。これも毎年やる子はいるらしく、体育教師は、「いつの時代もおんなじか」と言っていた。トランクスを穿くと短パンからはみ出るため、先輩から目をつけられやすく、自分達が二年になって三年生が部活を引退する夏以降までは、ブリーフを穿く決まりの様になっていた。
その為、勃起時に短パンを脱がされると凄く目立った。勃起した子は「やめろよぉ」とか言いながら笑っており、いじめには見えなかった。僕は女子の水着姿を見て興奮する事はなく、勃起もしなかったので、触ってきたりされても脱がしたりしなかった。
僕は、勃起して脱がされたりして逆にブリーフを見せ付けたりする楽しそうな皆がちょっと羨ましかった。
このまま何もなければ良いのに、と思っていたが、男子のプール時にまた事件が起こった。

男子のプールの日、幾人かは予め水着を穿きその上から体育着・制服を着ていて着替は脱ぐだけで早かった。しかし、予め水着を穿くのに抵抗がある子は素直に着替えるので、もたもたしていると着替を覗かれたりタオルを取られたりする事もあった。
僕達の時代は「ち○毛」や「わ○毛」が生えているとからかわれるため、生えてきちゃった子は剃っていたようだ。(二年になる位迄)
僕は水着を予め穿いておくのはどうも気持が悪く、いつもタオルで隠しながら着替えていた。
今日も更衣室で着替えようと水泳バッグを広げると、水着が入っていなかった。確かに入れて来たはずなのに。しかし、いくら探しても見付からず、やむを得ず体育教師に水着を忘れたと告げ見学させて欲しいとお願いしすると、
「生徒手帳に親からの印がないと補習になるから、どうだ、短パンで泳いでは」と言われた。
僕は、更衣室でブリーフを脱ぎ短パンを穿いて参加した。体育座りをすると股の所からスースーした。
「今日は平泳ぎと背泳ぎをやる」
出席番号順に四人ずつ泳ぐことになり不運なことに僕は、一番最後だった。
僕の番になり笛の音と共に泳ぎ始めると、股の所から空気が入り短パンが浮袋のように膨らんだ。平泳ぎをしているので、蛙足をしていると短パンが脱げそうになり、股の所からおしりやたま袋が丸見えだったみたいで、笑い声が響いた。泳ぎ終えて皆の所に戻ると、「股の所から、あそこが丸見えだったよ」
と隣の子がこっそり教えてくれた。
僕は平泳ぎが苦手だから時間がかかり泳ぎ方も変だったから笑われたのかなって思っていたが、皆にあそこを見られていると知って恥ずかしかった。
しかし、もっと恥ずかしかったのは背泳ぎをした時だった。やっぱり股の所から空気が入りおちん○んが丸見えになったようで
指をさして爆笑していた。しかもその様子が平泳ぎと違って見えるため体が熱くなった感じがした。危うく溺れそうになった。
今日は平泳ぎと背泳ぎを二本ずつ泳いで終わったが、僕が泳ぐ度に笑いが起こった。体育教師は水着を忘れる方が悪いと皆に注意をしなかった。
最悪なプールが終わり早く着替えようとしたら、今度はブリーフ見当たらない。僕は、焦って色々探し回ったが見当たらない。
「どうしたの?」と友達が聞いてくれたが、まさか
「僕のパンツ間違って入ってないよね」
何て聞けず
「何でもないよ」
と言ってタオルを腰に当て短パンを脱ぎノーパンでジャージを穿いた。
教室に戻ると、僕の水着が机の上に置いてあった。友達は、
「何だ、水着落としていたんじゃん。不運だったね」って同情してくれた。
更に不幸は続き、次は制服で受けないといけない授業だった。
僕は、急いで水着と制服のズボンを持ってトイレに駆け込み大の方へ入った。
皆から「う○こだう○こ」と笑われ凄く恥ずかしかった。
嫌だったけれどノーパンで制服を着るのは抵抗があり水着を着てその上に制服を穿いた。
何とか次の授業に間に合い普通に授業を受けていたら体育教師がいきなり教室に入って来て
「誰かさっきの授業後にパンツ忘れただろ」
と、ブリーフを皆の前で広げた。有り得ないデリカシーのない先生と思った。
女子は「キャー先生そんなの見せないで」
と両手で目を隠し
男子は
「前が黄色くなってる」と笑っていた。
多分僕のだと思ったのだが名乗り出せず体育教師は隣のクラスへ行ってしまった。僕は、誰かがわざと僕のブリーフを隠し皆に見せるようにしたんだと思った。きっと犯人は僕のブリーフと判っているはず。
僕は、後からこっそり体育教師の所へブリーフを取りに行った。きっとその様子を何処かで見て笑っていたに違いない。
こんな様な事が度々起こった。
思い返すと僕が被害に合う前後には必ず兄が絡んでいた。

他にも色々あるのですが、思い出しながら書くのも辛くなりましたので、ここで辞めさせて頂きます。

“しなきゃいけないから”“将来困らないように”と駆られつつ毎日のように塾に通う菅生。別の学校の吉井に「ここ分かる?」と数学の問題の解き方を訊かれ、それをきっかけに仲良くなったある日、自習室で静かな寝息を立てて眠っている彼を起こそうとしたところ――。


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