生贄

数年前、僕が大学生の頃に経験した強烈な体験をお話しします。

そのころ僕は彼女と別れたばかりでした。僕は当時、学内のバイクツーリングサークルに所属していて、そこのサークルの先輩に可愛がられていて、それまでもいろいろと相談にのってもらっていました。ある日先輩は、僕を元気づけるための飲み会にさそってくれました。先輩はその時はもう就職していたので、たぶん金曜日の夜だったと思います。

飲み会は盛り上がり、ついつい終電を逃してしまった僕たち二人はしばらくファミレスで時間を潰していたのですが、河岸を変えようとファミレスを出たすぐのところに、オールナイトのポルノ映画館があったのです。

「おい、祐介、ここで朝まで時間つぶそうぜ。ここなら始発まで寝てられるし。」という先輩に押されるようにして、僕は映画館に入りました。今にして思えば、先輩は最初から映画館に連れ込むつもりでこのファミレスを選んだのだと思います。この映画館の入口は、ピンク映画とゲイ映画で左右に別れているのですが、当時僕はそんなことは知る由もなく、酔っていた僕はなんの疑いもなくゲイ映画館に足を踏み入れていました。

先輩は、僕がロビーに掲示されたポスター等に疑念を持つのを恐れたのでしょう。僕は先輩に押されるようにしてロビーを抜け、すぐに上映中の客席に入りました。いきなり暗い所に入ったので、僕は後ろの手すりのところに立ち、暗闇に目が慣れるのを待ちました。この映画館は小さくかなり古いようで、手すりの前の最後列の席の一部は壊れてシートも背もたれもなく、誰も座っていませんでした。というか、館全体でも人影はまばらです。先輩は「ちょっと飲み物買ってくる」といってロビーに出て行ってしまいました。

そのころには暗闇に目も慣れ、上映されている映画の内容が普通のピンク映画とは違うことにだんだんと気が付いてました。その日は夏の盛りで、すぐ後ろに年代物のエアコンが動いていたのですが、淀んだ空気のためか蒸し暑く感じました。先輩はすぐに戻ってきて、「ほれ、お前の分」と言って紙コップの炭酸飲料をくれました。僕は、「すいません、ごちそうさまです」とお礼を言って、アルコールで喉が渇いていたこともあって、一気に飲み干しました。

ジュースを飲んですぐに、僕は急に眠くなってきました。なにか急に酔いが回ってきた感じで、立っていられないのです。僕の様子を見ていた先輩は、「おれちょっと外の休憩所で休んでくるわ」といって出て行ってしまいました。

僕は正直なところほっとしました。やはり知り合いと並んでゲイ映画を見ているのは、抵抗があったからです。僕は椅子席に座って一休みすることにしました。目の前の最後列の席は壊れてますから、その前列の三人掛けの席の真ん中に座り、目を閉じて気持ち良くうたたねしていました。

どれくらい居眠りしていたのか、ふと、肌寒さと体を虫が這いまわるような感覚で目が覚めました。いつの間にか両脇に人が座っていて、窮屈な感じです。僕は驚いて自分の体をよく見ると、ジーンズのファスナーが下されています。左席の人の右手がトランクスの上から僕のペニスを上下にさすり、残り三本の手は僕の内腿、両乳首を服の上から引っ掻くようなマッサージで微妙に刺激しています。

男の人は、僕の目が覚めたことに気がついたようで、僕の耳元に口を近づけて「兄ちゃんは素っ裸にされて、気持ち良くなりたいんだろ。おとなしくしてたら、たっぷり感じさせてやるよ。」と囁き、乳首をひねるように摘まれました。

僕は、「ヤバッ」と思ってすぐに逃げ出そうとしましたが、なぜか体が思うように動かず、身もだえしただけでした。男の人たちは僕が抵抗しないと思い安心したのか、急に手の動きに遠慮がなくなり、トランクスやTシャツの下に手を入れて僕の感じやすい所を直接刺激してきました。僕の体はそのころにはもうすっかり感じていて、目を閉じて身もだえていました。ペニスは完全に硬くなっていました。

Tシャツはたくし上げられて、乳首を直接吸われ、舌で転がされ、僕はそれだけで軽くイきそうになりました。ペニスを強くしごかれて感じすぎた僕は、手で前を押さえて守りました。すると男の人たちは僕の手を無理やり振りほどいて、僕の体の後ろに回し、肩を残したままTシャツを頭から脱がされました。

僕は両手をTシャツで背中側で拘束され、背もたれに押さえられている状態です。体は既に動くようになっていたのですが、また手が動かせなくなってしまいました。もっとも、初めて経験する快感があまりに凄まじく、逃げる意志の方がなくなっていました。

両手が背中で座席を押した恰好になりおしりが浮いた瞬間をとらえて、男の人たちはジーンズとトランクスを素早く膝まで下ろしてしまいました。ジーンズとトランクスは、男の人たちの両手の責めに僕が身もだえしているうちに踝まで落ちてしまいました。男の人たちは交互に僕の耳に息を吹きかけながら、囁きました。

「乳首が硬くなって立ってるよ」
「こんなに大きくして兄ちゃんは淫乱だね」
「いつもここ来るの?」
「兄ちゃんマゾなんだろ」
「裸を見られると感じるんだ」
「みんながスケベな兄ちゃんを見てるよ」

僕はのけぞったまま、ハッとして目を開いて天井を見ると、上から見下ろしている3~4人の人たちと眼が合いました。

いつの間にか、後ろの壊れた席の所に男の人たちが立って僕を見物していました。後ろの男の人たちも思い思いに手を伸ばして、僕のうなじや耳を触ったり、脇腹に爪を立てて逆撫でしたり、乳首を強く弱くつぶしたり始めました。僕の体は二つの口と無数の手であらゆる所を刺激されました。手を拘束され、公共の映画館で一人だけ全裸になり、大勢の男の人に愛撫されている、初めて経験するアブノーマルな興奮で今にもイきそうになっていました。

もうダメと思ったその時でした。僕の耳に、

「シャリリーン」

という音が響きました。

「写メ撮られた!」

僕はビックリして、音のした前の方に首を向けました。前の席から後ろ向きに体を乗り出した男の人が、僕に携帯を向けていました。スクリーンの逆光で気が付くのに少しかかりましたが、それは先輩でした。

「シャリリーン」

先輩はもう一枚写メを取ると、前の席から僕の後ろ側に回り、耳元で僕にこう囁きました。「祐介にこんな趣味があるとは知らなかったな。映画館で裸になるなんて、露出狂の変態マゾじゃないか。恥ずかしくないのか?それとも、恥ずかしいのがいいのか?」

僕はその時になって、すべてを悟りました。先輩は初めから計画的に、僕をここに連れ込んだのです。あのジュースには、きっと何か変な薬が入っていたに違いありません。ところが、そこまで考えた時、僕の心に何か不思議な変化が起きました。僕をよく知っている人に、僕の恥ずかしい姿を見られ、証拠まで押さえられてしまった。僕はもうこの人に逆らえない。と思った瞬間、それまでの快感がまた急に押し寄せてきて、さらに一層膨れ上がりました。

頭の中は白くスパークして、背中を電流が走り、肛門が勝手に痙攣して、僕は声にならない声を上げながら射精しました。射精は驚くほど長く続き、今までのオナニーやセックスとは比べ物にならないくらいの快感でした。僕は何十秒も体を反りかえらせて硬直していたような気がしましたが、実際には数秒だったのかも知れません。やがて僕の体から全ての力が抜け、座席に沈み込みました。

僕は、強烈な快感に軽く失神したようになって、ハアハアと荒い息をついていました。ところが周りの人たちは、射精して恐いほど敏感になった僕のペニスや乳首、脇腹などを、もはや何の遠慮なく責め続けるのです。僕は快感を通り越した刺激にとても耐えられず、思わず悲鳴を上げながら後ろ手を無理やり振りほどいて、敏感な部分を触る手を押えて防御していました。Tシャツは完全に脱げてしまい、左手の肘に引っ掛かっているだけでした。

周りの男の人たちは手を引っ込めてくれましたが、僕の裸体をずっと見物しているようでした。唯一人先輩が後ろから手をのばして、僕の左手からTシャツを抜き取り、僕の腹や胸に飛び散った精液をシャツで拭いながら、僕にささやきました。

「祐介、お前が見られて感じる露出狂の変態だったなんて、驚いたよ。もっと早く相談してくれたらよかったのに。いつ頃から我慢してたんだ?早くこんな風に虐めて欲しかったんだろ?」

僕は激しく首を左右に振りました。

「違うのか?でも、これじゃあ説得力ゼロだよ。変態じゃないというのなら、ちゃんと証明して見せろ。そうしたら、さっき撮った写メも帰してやるよ。」と先輩は囁きました。その間も先輩の手はTシャツで羽毛を這わせるようなタッチで僕の体を拭い続けていました。

「お願いします。どうやったら証明できますか?」と僕は答えました。先輩は、「そうだな、露出狂じゃないんなら、裸を見られたら恥ずかしいだけだし、男に触られたら気持ち悪いだけで、まさか興奮したりしないよな。今から始発までの間、何をされても絶対に射精しないと約束できるか?それができたら、お前のこと信用するよ。どうだ?」と囁きました。

僕のぼんやりした頭に残った理性は、これは罠だ、と警告していました。でも僕の心はもうその時には、快感への期待の虜になっていました。僕は、これは自分がノーマルなことを証明するためなんだと、半ば暗示にかかった状態で「やっ、約束します。」と小さく答えていました。

「よーし、それでこそ祐介だ。それじゃ、こっちまで出て来い。」と先輩は言いました。先輩が僕の左右の席の男の人達に目くばせをすると、右側の人がすっと立ち上がって、通り道を作ってくれました。

僕は中腰になり、足首まで下りていたトランクスとジーンズを上げようとしました。ところが…。左側の席の男の人が、僕のジーンズの裾の上からスニーカーの踵を踏みつけているのに気が付きました。

僕は、おろおろと左側の男の人と先輩に、交互に首を振りながら、「あ、あの…」と言いました。でも、左側の人は僕に眼を合わせようとしてくれません。先輩は僕をじっと見据えて「どうした。祐介。早くしろ」と言いながら、小さく顎を動かして僕に立ちあがって出てくるように促しました。

僕は一瞬息を止めると、踵を上げて靴を脱ぎました。目をつむって手探りでジーンズとトランクスを脱ぎ棄て、立ち上がりました。ジーンズから足を抜いた瞬間、何かが僕の中で変わったのをはっきりと感じました。一線を越えたというか…。かろうじて靴下は履いていますが、完全な全裸です。もう、何かの拍子にパンツがずれてしまっただけ、などという言い訳はできません。僕は熱にうかされたように、沢山の男の人が見つめる中で、席を回って後ろの手すりの所にふらふらと歩いて行きました。あちこちから「すげぇ」という声が聞こえてきました。

先輩は最後列の席から手すりの後ろ側に回り、代わりに僕を最後列に立たせました。最後列の椅子は壊れているので、真っ直ぐ立つことができるのです。先輩は僕を前方に向かせると、後ろか囁きました。

「祐介、おまえ素っ裸で服を着てないじゃないか。誰かに無理やり脱がされたのか?」と先輩は囁きました。僕は首を横に振りました。「じゃあ、誰かに服を脱げと命令されたのか?」よく考えると、先輩も男の人達も、裸になれとか服を脱げとは一言も言っていません。僕は絶望感に打ちひしがれながら、ただ首を横に振りました。

「つまりあ祐介は、自分の意思で素っ裸になったんだな?映画館で、みんなが見ている中で。もし映画館の人に見つかったら、ちゃんとそう答えるんだぞ。『祐介は、誰にも強要されず、自分の意思で映画館の中で素っ裸になりました。』わかったな。」と先輩は言いました。

僕は、必死でうなずいていました。が、先輩は、「ちゃんと返事しろ!」といって僕の乳首を捻りました。僕は、「僕は自分の意志で裸になりました。」と答えました。

ところが先輩は、「ちゃんと自分の名前を言え!」と言って、容赦なく乳首を捻り潰したのです。僕はたまらず、「あぁっ、ゆ、祐介は、誰にも強制されず、自分から進んで素っ裸になりましたぁ!」と答えていました。

「そんなに裸になりたかったんなら、こっちを向いてみんなにしっかり見てもらえ。うれしいか?」先輩はそう言うと、僕を最後列に立ったままその場で後ろ側に向かせました。

「さあ、今から証明タイムだ。朝までこのままじっとしてるんだぞ。イッちまったら、祐介は露出症の変態決定だ。それじゃ頑張れよ。」先輩はそう僕に声をかけると、後ろの暗がりに姿を消しました。周りの人に聞こえるように、わざと大きな声を出したような気がします。

先輩と入れ替わりに、遠巻きに見ていた男の人たちが一斉に僕のすぐそばに寄ってきました。十数人の突き刺すような視線に、僕のペニスははちきれんばかりに天を向き、乳首は硬く尖って痛いほどでした。一瞬の間があって、やがて一人の男の人の手が、僕のペニスに伸びてしごき始めると、あとは雪崩のように何十本の手が僕の体中を這いまわりました。

恐ろしい刺激でした。「いやっ。やめっ。お願いっ。やめて止めて!」僕は必至で抵抗しましたが、前後左右から延びた手で手足を押さえられて、身動きできません。

僕はどうしようもない快感のめり込み、急速に登りつめていきました。僕の本心はこうなることが初めから判っていて、期待していたに違いありません。

僕は情けない悲鳴を上げながら、あっという間に2回目の絶頂に達し、射精していました。晒し物になってから、ものの3分も立っていませんでした。

僕は放心して手すりにもたれかかって顔をうずめ、はあはあと荒い息をついていました。気がつくと先輩が僕の目の前に立っていました。先輩は僕の顎を摘んで持ち上げると、僕を見下しながら言いました。

「祐介、俺はお前に失望したよ。やっぱりお前は変態露出狂だった。しかもただの露出狂じゃない。こんなにあっという間にイっちまうんだから、ド淫乱ってことだよな。そうだろ?」

僕は黙ったまま力なく首を左右に振りました。

「だめだよ。お前は約束を守れなかったんだから。素直に負けを認めるんだ。そしたら今日は解放してやる。どうだ?」と、先輩は微笑みながら言いました。僕は先輩を見上げたまま頷きました。

「よし、じゃあ、俺の言うとおりに言うんだ。はっきりと声をだせよ。」と先輩は言うと、僕の耳元に口をよせて囁き始めました。

(祐介は)
「祐介は」

(露出狂の淫乱マゾです)
「露出狂の淫乱マゾです」

(恥ずかしいことをされればされるほど興奮する変態です)
「恥ずかしいことをされればされるほど興奮する変態です」

(でも今まで、性癖を隠してノーマルのふりをしてきたので、ずっと欲求不満でした)
「今まで、ずっと性癖を隠してノーマルのふりをしてきたので、……欲求不満でした」

(今日は皆様のおかげで本当の自分をさらけ出すことができました)
「今日は皆様のおかげで…本当の…自分を…さらけ出すことができました」

(皆様、ありがとうこざいました)
「皆様…ありがとう……ございました」

僕は一言一言、口に出して言う毎に、体が次第に浮き上がり雲の中にいるような、妙な感覚に襲われていました。全て言い終わった時には、完全に酔ったようになっていました。

先輩ともう一人の男の人が、フラフラになっている僕の体をスクリーンの方に向き直らせて、椅子に座らせてくれました。

ところが、前も言ったようにこの椅子は壊れています。なので僕は最後列で立っていられたわけなのですが、先輩と男の人は僕の足を左右から開き抱えて、席の左右の肘置きにまたがるようにして座らせました。

肘置きは高い位置にあるし、お尻を置く場所がないので僕の体は後ろに倒れかかりましたが、最後列後ろには立ち見用の手すりがありますので、僕は腰の少し上の背中で手すりに仰向けになり、体の後ろで左右に大きく開いた手で手すりを掴んで体を安定させることができました(どんな格好か理解いただけるでしょうか)。でも相変わらず頭には霞がかかり、陶酔した状態のままでした。

その時です。先輩と男の人は、どこかに隠し持っていたガムテープをピッと伸ばして、手すりを掴んだ僕の手の上から、僕の手首から先をガムテープでぐるぐる巻きに固定してしまったのです。あっという間もない素早さでした。抵抗する暇もありませんでした。頭は一瞬ではっきりとしました。

「先輩!これはっ、一体!?」僕は首を後ろにひねって、先輩を探して小さく叫びました。

「祐介、お前は俺に嘘を吐いていたんだからな。罰が必要だよ。約束通りお前を解放してやるよ、今までの自分からな。お前は今から朝まで、映画館中のみんなにマゾの喜びをお前の体と脳みそに叩き込こんでもらうといい。じゃ、俺は休憩室で少し一寝入りしてくるよ。朝方にお前がどんなふうになっているか楽しみだよ。じゃあな。」先輩はそう言うと暗闇に消え、姿が見えなくなってしまいました。

あたりを見回すと、前後左右から僕を視姦するように見つめる沢山の男の人達の眼がありました。僕は、生贄以外の何物でもありませんでした。

少しの間、僕は周りの人達の見世物になっていましたが、誰かが乳首を触り始めるとたん、周り中から一斉に手が伸びてきて、僕の体を嬲り始めました。

周りの人達には、もう遠慮なんて全然なくて、ただひたすら僕の体の隅々に刺激を加えていました。僕のお尻は、背もたれと座席のないイスの、左右の肘置きの間に浮いていて、足は左右に大きく広げられて閉じられないのですから、僕の敏感な部分は完全にさらけ出されて、前からも後ろからもさわり放題です。すぐに一人の男の人が座席の正面にしゃがみこんで、僕のペニスを口に咥えて責め立て始めました。

お尻の穴には誰かの指が添えられ、入口付近を強く弱く刺激していました。指の力はだんだん強くなり、お尻の穴の入口を出し入れされるようになりました。やがて一瞬指の動きが止まると、ゆっくりと、でも力強く、お尻の深いところまで指が入ってきました。僕はそれまで何とか歯を喰いしばって刺激に耐えていたのですが、お尻に指が入ってくる感覚にたまらず口を開き、悲鳴ともつかない喘ぎ声を上げてしまいました。

一度口を開くともうダメで、あとは刺激にストレートに反応して喘いでしまい、口に力を入れようにも閉じられません。口に力が入らないと、何故か体にも力が入らず、刺激を我慢できないのです。さらに、手を左右に大きく開かれて固定されてしまったことで、僕の左右の脇の下と脇腹が無防備にさらされてしまいました。体に力を入れて体を起こそうとするたびにここを無数の爪先で撫で擦られて、ぞわぞわする感覚に手足の力が抜け、お尻は肘置きの間に、状態は手すりと後ろの人たちの中に落ち込み、あわてて力を入れ直す、の繰り返しでした。そして体から力が抜けると体中に加えられる刺激を防御できず、快感となって体に蓄積されていくのです。それでも僕は、イくのが、というかイッた後が怖くて、必至で快感に耐えていました。

でもすぐに、僕は快感に負けました。思わず「あ、ああー、もうだめ。いくぅ」と喘ぎ声を出してしまうと、後は、「イッく、イッく、もうイクッ」と喘ぎ続けるだけでした。僕は体中の力を抜き、全身に与えられる刺激を無我夢中で受け止めました。僕は急速に上りつめて行きました。

そしてその瞬間が来ました。僕は、「はあぁぁぁあっ……………んっっっっ………んっっっっ……んっっっっ……」と悲鳴を上げながら、全身を反り返らせ、お尻に挿入された指を力いっぱい食い締めながら、3度目のエクスタシーを貪っていました。

10秒ほどでしょうか、僕は体を硬直させカクガクと震えながらイッた後、全身から力が抜けて、肘置きと手すりに全体重を預けて仰向けに寝そべるように倒れかかりました。そして息を整えようとする間もなく……恐れていたとおりの地獄のような責めが始まりました。

男の人たちの責めに変化はありません。僕の感覚の方が変化したのです。体中がどこもかしこも敏感になり、脇腹を擽られたり、耳に息を吹きかけられただけで、釣りあげられた魚のように反応してしまうのです。ですので、普段から敏感な部分を責められる刺激は、快感を通り越して苦痛でした。特に効いたのは乳首への責めで、両胸の乳首をきつく摘まれて高速で捏ねるように延々と揉まれた続けたのですが、普段オナニーするときの亀頭と同じかそれ以上に感じるのです。そしてペニスとお尻への責め。でもあまりに刺激が強く辛いためイクことができません。

これが拷問だったら、何でも白状して認めていたに違いありません。男の人たちが僕の耳に囁く言葉を鸚鵡返しに口にしながら、僕はひたすら、泣き、謝り、許しを乞い続けました。「ごめんなさい許してくださいもう止めてください。僕はマゾです気持ちいいです。もっと虐めてください。なんでもします奴隷になりますから許してください。ごめんなさいぃぃぃ!」

でも、誰も許してくれるはずがありません。永遠とも思える時間がたった後(実際は数分か十数分でしょうが)、苦痛が限界を越えたのか、僕の体は勝手に震え始めました。気が狂う一歩手前、のような状態を無理やり耐えていたのが、複数の手・口の責めがシンクロしたのか、ふっと力が抜けた瞬間………僕は再びイッていました。

もう射精はしませんでしたが、体がビクビクと痙攣して、今まで耐えてきた刺激が一気に快感となって僕の理性が洗い流される、そんな感じでした。でも、波が去ってしまえばまた地獄の拷問が始ります。口から泡を噴きながら刺激に耐えて耐えて、頭がおかしくなってもひたすら耐えて、そして突然イク、そんなループを何度か繰り返した頃……僕は知ってしまいました。

イけば苦しみから解放されて、しかもこれまでの経験したオナニーやセックスとは比較に快感のご褒美が貰えるのです。拷問責めを一番辛くなくするには、刺激に耐えるのではなく受けとめ感じて、できるだけ早く、できるだけ小さくイクこと。

いつしか僕は一切の抵抗をやめ、体の力を抜いて、一生懸命にイキました。少しでも早くイケるように、刺激を積極的に貪りました。口から出る言葉も、「やめて」から「もっと」に変わっていました。今思えば悲しいのですが、その時僕は意識せずに、自分で自分をよりスケベな色情狂に改造するために必死の努力を続けていたわけです。イく間隔はどんどん短くなり、10秒とかからずイけるようになっていました。

そこから後はぼんやりとした意識はあるのですが時間の感覚がなく、はっきりとは覚えていません。

僕の意識が戻った時、僕は当時住んでいたワンルームのベッドに下着姿で横になっていました。窓の外は暗くなっていました。僕はしばらく記憶が混乱して、嵐のような体験が夢だったのか現実だったのか判別がつかず、しばらく横になったままで反芻していました。体は清潔です。しかし、体を起こそうとした時、体中の関節と筋肉の痛みで、夢ではなかったことを悟りました。特に、お尻の穴の腫れ上がったような痛みに、暗闇に落とされたような絶望感と後悔に苛まれました。

携帯に先輩からメールが入っていましたが、見るのが恐ろしかったのとあまりに疲労感で、コップに何杯か水を飲み干すとまた寝てしまいました。次に目が覚めたのは翌日の昼でした。

これは後で先輩に聞いた話なのですが、先輩は元々Sのケがあり僕に好感を持っていたこと(可愛いものほど虐めたいタイプだそうです)、僕が彼女の相談をすることに複雑な感情を抱いていたこと、僕の失恋を聞いて冗談半分で映画館に連れてきた(もちろん下心あり)こと、まさかいきなりドップリと嵌るとは思っていなかったが、僕の痴態を見せつけられて先輩のSの本性が刺激されたのと、ここまで来たらシャレでは済まないので、行くだけ行ったれという半ばヤケクソで僕を調教したことを教えてくれました。

また、途中で離れたふりはしていたが、実は近くで見張っていて、生フェラや生アナルなどの危険な行為を防いでいたこと、あと僕のアナルはやっぱ未開発で無理すると壊れてしまうと思ったので、強引にアナルセックスしようとする観客がいると、その都度なんとか断っていたそうです。

また、映画館がハネた時の僕の姿は、ローションまみれで服もボロボロで臭いもすごく、とてもじゃないが電車やタクシーで帰られる状態ではなく、また路上で確実に職質されそうだったので、S仲間の一人に電話して車で迎えにきてもらったそうです。車が僕の家に着くと、二人掛りで僕にシャワーを浴びさせ、服を着せてベットに寝かせ、しばらく様子を見ていたけどぐっすり眠り込んで大丈夫そうだったのでとりあえず帰った、とのことでした。

以上が、僕が体験した嵐のような一晩の出来事の一部始終です。

僕はしばらく落ち込み、悩みました。しかし警察に駆け込んだところで、自分が恥ずかしい思いをするだけです。先輩と連絡を絶ち、このことは忘れてしまうのが一番よいと納得し、普通に生きていこうと決心しました。が。

この一晩の体験が、僕の心と体に取り返しのつかないダメージを与えたことに気付くのに、さほど時間はかかりませんでした。その後僕は、ある日とうとう自分から先輩に連絡を取ってしまい、いろいろあってやがて先輩のS仲間の共有物となることを自ら進んで選択することになるのですが、ひとまず告白を終わりにしたいと思います。

拙ない文で申し訳ありませんでした。

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